急激な成長は困難

偏差値は様々な場面で中学受験に係わってきます。偏差値が極端に低い場合は、選択できる学校が大きく減少しますし、偏差値が目指した学校と同等の物になっても、本番で失敗すれば合格することは出来ません。低いよりは高いほうが有利になるのは間違いありませんが、極端に低いうちならともかく、ある程度実力が身についてきた段階から、急激な偏差値の上昇は難しいでしょう。

偏差値はテストなどの平均点と、自身の取得した点数などから導き出すことが出来ますが、偏差値50から60まで上げるのと、偏差値60から70まで上げるのとでは、難易度が大きく異なります。大体偏差値60が全体平均の16%といわれているのに対し、偏差値70以上は全体の2%しかいないといわれており、大抵の子は偏差値60台までいけば後は中々伸びなくなってしまいます。そのため試験まで数ヶ月しかないような時期に、志望校の偏差値まで近づけるのはまず不可能と考えてください。

偏差値の急激な上昇は困難ですが、時間を掛けてじっくり勉強を続ければ、決して届かないわけではありません。そのためにも志望校の偏差値が子どもの偏差値よりも高い場合は、なるべく早めに試験対策のための勉強を、塾などを利用しつつ受けさせるようにしましょう。